Sony Acceleration Platformでは、これまで12年にわたり多くの事業を世に送り出してきました。
そして、事業開発を推進する中で、各フェーズで得た気付きや考え方、気持ちの整理の仕方などを言葉にし、したためてきました。その言葉たちから、毎週ひとつずつピックアップして、皆さまへのメッセージとしてお届けします。


大企業内の新規事業では、単体事業が赤字であっても組織全体の補填によって継続できてしまう「ゾンビ事業」化のリスクが常に存在します。だからこそ、Sony Acceleration Platformでは常に投資回収への厳格なディシプリンを求め、見込みがない場合は事業を適切に撤退させる姿勢を重視してきました。
しかし、撤退の重要性を理解することと、事業を身勝手に投げ出すことは全く異なります。
事業を推進する裏には、資金や機会を提供してくれた投資家や関係者が存在します。成果が出ないからといって独断で投げ出すような終わり方をすれば、ビジネスパーソンとしての信用を失い、その後のキャリアにも悪影響を及ぼしかねません。
予期せぬ市場の変化や不運により、事業が失敗に終わることは起こり得ます。重要なのは、支援してくれたステークホルダーへ誠意を持って相談し、納得のいくプロセスを経て着地させることです。
ビジネスにおけるキャリアは「点」ではなく「線」です。仮に事業を結実させられなかったとしても、真摯な撤退プロセスや仕事への姿勢を通じて能力と誠実さを示せれば、信用は維持されます。正しくたたむ技術と誠実さを持つ人には、必ず次の挑戦の機会が巡ってくるのです。

私たちSony Acceleration Platformは、これからもずっと、新しいことに挑戦している皆さまの一番の理解者であり、良きパートナーでありたいと思っています。