Sony Acceleration Platformでは、大企業の事業開発を中心に、さまざまなプロジェクトを支援しています。
本連載では、新しいアイデアや技術を商品化・サービス化する企業や起業家など、現在進行形で新しい価値を創造している方々の活動をご紹介します。
今回ご紹介するのは、大手自動車部品メーカー太平洋工業株式会社が、新規事業開発プログラムを通じて生み出した防災マット「MATOMAT(マトマット)」です。普段は学校の椅子用のクッション、非常時はマットになるこの製品は、どのようにして生まれたのか。後編では、開発チームが直面した困難を乗り越え、事業拡大を実現するまでの軌跡を追うとともに、新規事業の醍醐味についてお話を伺いました。




■事業化に向けて立ちはだかった数々の壁
―― MATOMAT(マトマット)の事業アイデアが固まった後、事業化の承認はスムーズでしたか?
三鴨さん: いえ、平坦ではありませんでした。