2025.07.01
Challengers ーイノベーションの軌跡ー

LiLz株式会社 #02|AIとIoTで現場の仕事をラクにする(後編)

Sony Acceleration Platformでは、大企業の事業開発を中心に、さまざまなプロジェクトを支援しています。本連載では、新しい商品や技術、サービスアイデアの事業化を行う会社や起業家など、現在進行形で新しい価値を創造している方々の活動をご紹介します。

今回は、AIとIoTによって「現場の仕事をラクにする」ことに挑むLiLz株式会社(以下、リルズ)です。
技術革新によって、あらゆる社会課題に革新的なアプローチが可能になってきましたが、設備保全や建設、農業、漁業などの現場の仕事では、一般的なIT技術では解決が難しい複雑な課題がまだ多く残されています。
そうした課題に対して、リルズはどのように解決していくのか。同社の代表取締役社長である大西敬吾さんに、起業の経緯や直面した壁、そして業界初となる防爆対応IoTカメラ「LC-EX10」の開発秘話について詳しく伺いました。

後編では、さまざまな困難が立ちはだかった防爆認証の高い壁をどのように乗り越えたのかご紹介します。(前編はこちら

LiLz株式会社 代表取締役社長 大西 敬吾(おおにし・けいご)さん
ソニーグループ株式会社 Sony Acceleration Platform アクセラレーター 水間 浩彰 (みずま・ひろあき)

 

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■防爆対応の高いハードルとSony Acceleration Platformの支援

―― 防爆対応のIoTカメラ「LC-EX10」を開発する上で、どのような難しさがありましたか?

 

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Sony Acceleration Platformは、新たな価値を創造し豊かで持続可能な社会を創出することを目的に2014年にソニー社内の新規事業促進プログラムとしてスタートし、2018年10月からは社外にもサービス提供を開始。ソニーが培ってきた事業開発のノウハウや経験豊富なアクセラレーターによる伴走支援により、950件以上の支援を27業種の企業へ提供。
新規事業支援だけでなく、経営改善、事業開発、組織開発、人材開発、結合促進まで幅広い事業開発における課題解決を行ううえで、ソニーとともに課題解決に挑む「ソリューションパートナー企業」のネットワーク拡充と、それによる提供ソリューションの拡充を目指します。(※ 2025年10月末時点)

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