Sony Acceleration Platformのアクセラレーターは、新しい価値創造を支援し事業開発を加速するマインドセットとスキルを兼ね備えたプロフェッショナル集団です。それぞれがさまざまな実践経験を通じて学んだ専門的な知識を持ち、多様な分野で事業立ち上げや収益化をサポートしています。
本連載では、Sony Acceleration Platformに所属する多数のアクセラレーターの中から各回1名ずつをピックアップしご紹介いたします。

栗田 一平 Ippei Kurita
――担当事例
主に、組織開発・アイディエーション・事業開発支援を担当
・大手不動産・総合商社・金融機関等の大企業の他、学校法人なども担当
・ソニーグループ内の事業部案件などを多数担当
アクセラレーターインタビュー
――これまでのキャリアを簡単に教えてください。
大手食品メーカーに技術社員として入社。5年間で100超の商品開発を推進後、社内転職制度で全社のマーケティングリサーチ職に異動。そして、食・ヘルスケア領域の生活者研究や未来シナリオの作成、それらを用いた社内新規事業開発の支援を行い、4プロジェクトのリリースに貢献しました。
Sony Acceleration Platformに参画したのちは、主に大企業内新規事業のアイデア創出・事業仮説構築・事業仮説検証を一気通貫で支援するほか、事業開発を行うための制度設計や制度のブラッシュアップも担当しています。また、生成AI活用も含めた新規事業開発支援サービスも数多く実施しています。
――支援するうえで大事にしていることは何ですか?
お客様にとって、「新しい発見があるか?」を大事にしています。
発見の中身は、新規事業の知識だけでなく、「お客様が本当にやりたいこと」(will)や「お客様が発揮できるポテンシャル」(can)も含みます。
新規事業は不確実性が高いので、思い通りにいかないことがあるのは当然なのですが、経験がないと、その原因が自分に能力がないからだと思ったり、本来やりたかったことより目先の利益を優先してしまったり、というケースが多くあります。かくいう私も何度も経験したことなので、苦い実体験も踏まえ、お客様が気付いていなかったり、忘れてしまっているwillやcanを言語化・可視化し、事業案だけでなくお客様の方も一緒に前に進める役割を果たしたいと考えています。
これは、ワークショップやメンタリングといった支援機会だけでなく、普段の社内会議ひとつとっても、常に意識していることです。新しい発見を提供し続ける存在でありたいと思っています。
――Sony Acceleration Platformの活動を通して実現したいことはありますか?
多業界・多業種・多様なフェーズの企業様の支援を通じて、新規事業開発に関する知見を深め、新規事業に関するお困りごとの“何でも解決屋”になることです。新規事業開発は、大企業に限らずどんな企業でも、どんな個人でもできることであり、売上利益の成果以外にも多くの価値があるプロセスだと考えています。だからこそ、今後日本および世界で、新規事業開発を行いたいと考えた法人・個人から相談されたときには、一緒に考えて解決方法を発見できる存在になりたいと考えています。
――オフの楽しみを教えてください。
・旅行
年に数回、行ったことのない場所に行くのが好きです(写真は沖縄です)。行った先では、積極的に初めて体験するモノに挑戦します。
・燻製
段ボールの簡易キットですが、本格的な燻製ができます。おすすめの燻製は、ポテトサラダです。
・ラジオCM作成
子どもの頃からCMが好きだったのですが、ラジオCMコンテストなるものが、ほぼ毎月のようにどこかしらの局で募集していることを知り、応募し始めました。見つけては応募して、を繰り返しており、ほとんど落ちるのですが、たまに受賞することもあるので、一喜九十九憂しながら(笑)、10年ほど挑戦し続けています。

――最後に一言お願いします。
新しい発見を世の中に提供し続けるために、今後も精進し続けます。もし、新しい発見・価値を世の中にもっと提供していきたいと考えている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一緒に頑張る機会をいただけますと幸いです!
アクセラレーターとして、新しい発見仲間の一員として、全力で伴走させていただきます。
※本記事の内容は2025年3月時点のものです。