こんにちは!Sony Acceleration Platform公式サイトの新人編集担当ミミです。
この連載では、新人編集担当が、さまざまなモノ・コトを見たり体験したりする中で発見した”新しさ”や、実際に面白いと感じたことを読者の皆さまに共有します。
7月17日に、Sony Acceleration Platform主催のイベント「Sony Open Innovation Day 2025」が行われました。
9月30日(火)までアーカイブ動画を無料公開しておりますので、「どんなイベントだったのか、本編が知りたい!」という方は、以下のページよりご視聴ください。
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イベントの概要や、全体の開催レポートをご覧になりたい方は、こちらのページをご確認ください。
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さて、今回の「新人編集はミタ」では、「Sony Open Innovation Day 2025」がどのような想いで作られたのか、どのようにして当日運営されていたのか、その裏側を取材してきました!
Sony Open Innovation Day 2025
「Sony Open Innovation Day」は、元々Sony Acceleration Platformの前身であるSony Startup Acceleration Programを通して事業化した内容を紹介する場として、2019年に初めて実施されました。
その後、2021年、2022年、2024年と徐々に規模を大きくし、よりテーマを広くとらえる形で変化しながら、開催してまいりました。
今年は、2024年に引き続き「人とアイデアが重なり合う1日。ここから社会に新しい感動を。~Beyond the boundaries~」をコンセプトに開催しました!
そこで、コンセプトやデザインについて、Sony Open Innovation Dayの全体統括を担当している大内朋代に話を伺いました。
――このコンセプトには、Sony Acceleration Platformのどういった想いが込められていますか。
大内:Sony Open Innovation Dayは、事業開発やオープンイノベーションに関心を持つあらゆる人に、新たな価値創造に向けたヒントや組織や企業を超えた繋がりを提供するイベントです。このイベントでは1年に1回、リアルとオンラインの両方で数千人規模の人が集いますので、イベントでの新たな出会いや気づきによって新しいアイデアや価値創造をするきっかけにしていただきたい、という想いが込められています。
――キービジュアルについても教えてください。

大内:キービジュアルは、世界を豊かにするために境界を越えてイノベーションを創り出したいという想いを表現しています。
今年はキービジュアルを少し変えました。まず全体のキーカラーが変わったのはお気づきでしょうか。昨年行ったSony Acceleration Platformのリブランディングにあわせて今年はブルーを基調としたキービジュアルにしました。
また、Sony Acceleration Platformでは日本国内だけでなくヨーロッパを中心に海外でも活動を行っていますので、昨年同様にグローバル感を演出する地球儀をキービジュアルに据えているのですが、そこに新たに多様な人とアイデアが重なり新しい価値が生まれる様子をパープルやイエローなどのカラフルなドットで表現しました。
――今回のSony Open Innovation Dayでは、新しいことに取り組んでいる企業の皆様の他、ゲストとして、柔道家の阿部一二三さん、僧侶・作家の玄侑宗久さん、元陸上選手で現在は会社を経営されている為末大さん、国際フェンシング連盟の理事でありIOC委員の太田 雄貴さんに、ゲストとして登壇いただきました。どんな意図で登壇いただいたのでしょうか。
大内:今回ご登壇いただいたゲストの皆さまに共通しているのは、各界においてリーダーに備わっている創造力、越境力、突破力をお持ちということです。ビジョンや新しい価値、課題に対する打開策を考え出す創造力、それらを実現するために境界を越えてリソースやアセットを見つけ繋ぐ越境力、実現していく突破力を用いて、現在活躍されている方々にお越し頂きました。
阿部一二三さんにはグローバルで挑戦し勝ち続けるための計画やプレッシャーとの向き合い方のメンタリティ、玄侑宗久さんには先行き不透明なVUCAの時代(※)において挑戦する意義や考え方を、為末大さんには成功し引退した後の目標の見つけ方やモチベーション設計と成長するための学びについて、そして太田雄貴さんにはマイナースポーツをベンチャーとして捉え周囲を巻き込みながらフェンシングをビジネス化、エンタメ化しながらムーブメントを起こす方法をお話し頂きました。
一見、イノベーションやビジネスと異なる分野の方々に見えますが、根底にある困難に直面した時の乗り越え方や新しいことに挑戦し続けるマインドセットはビジネスと共通するものが多く、学べることが多々あると思っています。
実はこんなに多くのメダリストの方にご登壇いただくことになったのは、本当に偶然なんですけどね。
※VUCA(ブーカ)時代:「Volatility(変動性)」、「Uncertainty(不確実性)」、」Complexity(複雑性)」、「Ambiguity(曖昧性)」の4つの要素が支配する、将来の予測が困難な時代のことを指す。
ありがとうございました!
私自身、Sony Open Innovation Dayに初めて参加し、Sony Acceleration Platformのイベントがどのようにして出来上がっていくのかを身近に体験することができましたが、イベントにかけるメンバーそれぞれの熱い想いを感じました。
イベント当日の運営の裏側
さて、イベント本番での会場は、どのような様子だったのでしょうか。
本イベントは、ソニーの品川本社2Fにあるイベントスペースを利用して開催されました。
前日に会場の設営を済ませ、イベント当日の朝には、最終確認をSony Acceleration Platformのメンバー総出で行いました。

また、その裏では、登壇者の最終リハーサルが行われていました。

昨年に引き続き、リアル会場とオンラインのハイブリット開催とし、リアルタイムで資料と登壇者を投影・配信する形式を採用していたため、客席後方にもカメラスタッフがおり、たくさんの機材が並んでいました!
セッションの中盤で流す動画のテスト再生をしたところ、「あれ、音声が流れない!」など、細かな確認を行いながらも、終始和やかな雰囲気でリハーサルが進んでいきました。
そしていよいよ、開場の時間となりました。
「お客様はちゃんと会場に足を運んでくださるだろうか…!暑すぎて途中で引き返してしまわないだろうか…」とドキドキしておりましたが、大変多くの方にお越しいただくことができました。


また、今年はアンケートでもたくさんの皆様に「ファシリテーターがとても良かった。」「進行の人がプロのようで素晴らしかった!」とたくさんのお褒めの言葉をいただきました。
実は今年は、プロの司会者の方に加え、元アナウンサーのソニー社員に一役買ってもらい、よりパワーアップしたコンテンツをお届けすることができました!
そして、会場内の展示ブースにも多くのお客様が訪れてくださり、セッション会場と同じくらいの盛り上がりを見せていました!

登壇者の皆様には、登壇時間前に楽屋からステージ裏に移動していただき、待機いただいておりました。前の登壇者のお話を聞きながらドキドキしつつも、比較的リラックスして、楽しんでいらっしゃるようにお見受けしました。
さすが、皆様それぞれ様々なステージで活躍されていらっしゃり、肝が据わっておられます!
さまざまな必然と偶然の出会いに恵まれて、今回の「Sony Open Innovation Day 2025」が出来上がりました。登壇してくださった皆様をはじめとし、開催にご協力いただいた皆様、そしてイベントにご参加くださった皆様へ、厚く御礼申し上げます。
また、9月30日まで「Sony Open Innovation Day 2025」のアーカイブ動画を無料公開していますので、お見逃しなく!
アーカイブ動画視聴はこちら※アーカイブ動画の視聴には、サインインもしくは新規アカウント登録が必要です。
いかがでしたか?
本連載「新人編集はミタ」では、新人編集担当に見てきてほしい・体験してきてほしいモノやコトを募集しています。
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