Sony Acceleration Platformは、今年1月にビジネスマッチングプラットフォームサービス『Boundary Spanning Service』の提供を開始しました。
このサービスは、事業開発における企業や組織の連携の難しさを解消するために開発したもので、部署単位での登録や、情報の公開範囲を指定することが可能です。
本連載「Boundary Spanning Service 利用者のリアルな声」では、『Boundary Spanning Service』を実際にご利用いただいている方々に、導入の理由やサービスを通じて実現したいことを伺います。


―― 株式会社バンダイナムコテクニカの事業概要と、事業推進部の主な役割について教えてください。
弊社では、アミューズメント機器関連のアフターサービス事業を中心に、オリジナル商品の企画や開発、海外メーカーを含めた他社商品や中古機器の仕入れや販売、アミューズメント施設向け新規サービスの企画・販売などにも取り組んでいます。
事業推進部は、経理や総務的な役割もありますが、私はアミューズメントユニット内の Webサービス構築、運用管理を担当しています。また、2年ほど前からは、社内の新規事業プロジェクトにも参加しています。
――新規事業プロジェクトとは、どのようなものでしょうか?
この先アミューズメント業界が必ずしも伸びていくわけではありませんので、新たな事業を作るためのプロジェクトが立ち上がりました。
私もこのプロジェクトへの参加を希望し、いまは「インバウンド向けの Webサービス(Business-to-Business-to-Consumer)」のアイデアを練っております。
――「インバウンド向けの Webサービス」とは、どんなアイデアでしょうか?
私は2018年頃から東京フリーガイド というNPOに参加して外国人観光客のボランティアガイドを始めたのですが、その経験と会社が持つ強み、そして私自身の業務経験が結びついて生まれたアイデアです。実際に外国人観光客の方々に接するなかで、彼らが興味を持っているものと、バンダイナムコグループが持つアセットを結び付けられるのではないかと考えるようになりました。例えば「浅草花やしき」やお台場の「実物大ユニコーンガンダム立像 」などがございます。どんどんインバウンドが増えている状況ですし、観光客の訪日の楽しみと利便性を高められるようなWebサービスを誕生させるべく、アイデアを練っているところです。

――『Boundary Spanning Service』をお使いいただくことになった理由を教えてください。
新規事業を作るうえでヒントを得ようと、Sony Acceleration Platformのセミナーを受講することにしました。その後交流会などにも参加するなかで『Boundary Spanning Service』をご案内いただく機会があり、このサービスを知りました。
良いパートナーに出会えるシステムだと感じましたので、すぐに使うことにしました。

――実際にお使いいただき、いかがでしょうか?
幸いなことに、『Boundary Spanning Service』に登録した後に、サービス提供会社とシステム構築の会社からメッセージをいただき、すでに打ち合わせもおこなっています。

共創のパートナーを見つけることが、『Boundary Spanning Service』を使用する目的の1つでしたので、一歩前進したと考えています。今後はアイデアを具体化するための構想を共有して、想定している提供先にアプローチする予定です!

『Boundary Spanning Service』は、申込開始後、大変多くの反響がありました。
すでにお申し込みいただいた企業の業種・分野については、自動車、商社、航空、金融などの大企業や、AI・メタバース関連のベンチャー企業、エンタメ・金融含むソニーグループ企業など多岐にわたります。
私たちは、このサービスをきっかけに生まれた組織・企業の連携と、「Sony Acceleration Platform」が11年間の活動の中で培ってきた事業開発の知見やアクセラレーションサービスなどを組み合わせることで、イノベーションの創出を加速させたいと考えています。
2026年3月までは完全無料でお使いいただけますので、ぜひお気軽にお申し込みください!