2025.12.17
ゼロからわかる事業のつくりかた8ステップ

ある学生が新しいビジネスを始めるまでの物語 #2チームビルディング

事業のつくりかた 8ステップ特別編「ある学生の事業開発ストーリー」。
ある学生たちがゼロからビジネスを立ち上げるまでの奮闘記を通じて、よりリアルに事業を創る道筋をご紹介しています。

主人公は、大学生のナオ。 アイデアの種を見つけ、仲間とぶつかり合いながら事業を形にしていく中で、彼らが何を考え、どう壁を乗り越えていくのか。ぜひ物語の主人公になったつもりで、ビジネスが立ち上がるワクワク感と手触り感を追体験してください。

前回は、ステップ1として「アイデア発想」 がテーマでしたが、今回はステップ2「チームビルディング」に関する物語です。

■Step2:チームビルディング ~自分の想いを話したら、仲間が1人また1人と集まった~

―登場人物の紹介はこちら―

「ねえ、この前の話の続きなんだけど」

ナオは、大学のカフェに座っているマミに話しかけました。そこは2人が所属するテニスサークルの溜まり場で、他にもサークル仲間がいて、スマホをいじったり、何かのテキストを読んだりしています。
ナオはマミに、忘れ物防止のための道具を作って、困っているお年寄りを助けたいという話をしました。

「へぇ、面白いかも。うちのおばあちゃんのためにもなるし、私も手伝う」

マミはにっこり笑って言いました。
ありがとう、とナオが答えると、すぐ横から声がしました。

「アイデアはいいと思うけど、実現するにはお金とか技術が必要だよね?」

声の主は、同じサークル仲間のシュウヘイでした。ナオたちとは同級生で、経営学を専攻しています。

「私たちの話を聞いてたの?」

マミが尋ねると、シュウヘイはうんと頷いて話しはじめました。

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Sony Acceleration Platformは、新たな価値を創造し豊かで持続可能な社会を創出することを目的に2014年にソニー社内の新規事業促進プログラムとしてスタートし、2018年10月からは社外にもサービス提供を開始。ソニーが培ってきた事業開発のノウハウや経験豊富なアクセラレーターによる伴走支援により、960件以上の支援を27業種の企業へ提供。
新規事業支援だけでなく、経営改善、事業開発、組織開発、人材開発、結合促進まで幅広い事業開発における課題解決を行ううえで、ソニーとともに課題解決に挑む「ソリューションパートナー企業」のネットワーク拡充と、それによる提供ソリューションの拡充を目指します。(※ 2025年11月末時点)

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